木部専用の塗料

今年の4月下旬頃から、新型コロナウイルス感染予防の為の営業自粛の波が建築関係にも影響が出てきました。

当社受注工事も半分以下になり、暇になる予定が数日間出そうな状況になったので、過去の自社受注物件を見廻る事にしました。

 

 

五年前に埼玉県騎西町の当時築12年の完全木造建築の木部外壁塗装工事を施工しました。

広い敷地に大きな母屋と蔵と倉庫件駐車場の3件の同時施工を受注させていただきました。

工期は2か月程です。

現場調査時おそらく12年前の新築当時は何らかの防腐剤入りのクリアー木部保護塗料を塗布していると思われ、12年間の経年劣化による日焼け・カビ・シミなどが多数有り、大きいお宅でしたので、どの様に施工するか、悩みました。

白木のイメージを残すには、薬品灰汁洗い洗浄をして、木部の日焼けや、シミを落としてから、クリアー木部保護塗料で仕上げる事が良いと思いますが、施工面積がかなり有る事で、塗装前の下地処理代で倍以上の金額と工期がかかる事から、灰汁洗いは無しで、現在有る焼けやシミなどが隠れる様に現状より濃く染める仕様の提案をしました。

使用材料は、基本木部は、水分吸収や乾燥による伸縮膨張を繰り返すので、木部専用の塗料で、塗膜を作るのではなく浸透させる塗料を選び、防カビ防藻効果もあり、色も染められる材料を提案しました。

5年経過した今年の5月どの様な状況になっているか不安50%自信50%の中(笑)確認しに伺いました。

 

 

結果は、驚くほど状態が良く感動しました。

 

 

選定下材料は、母屋には〈和信 ガードラックアクア〉を塗装して、蔵と倉庫件駐車場の下見板木部には、〈大阪ガスケミカル キシラデコールコンゾラン〉を塗装しました。

それぞれの使用材料を変えた理由は、母屋に使っている木材と蔵・倉庫件駐車場に使っている木材が違う事で木部表面の痛み方が母屋に比べて日焼けやシミが酷かったので、より濃く染まるキシラデコールコンゾランを塗装しました。

 

 

〈当社5年前施工後の現場調査時〉

ここの戸袋箇所が5年前は特に色あせが激しい箇所でした。ピンボケ失礼

〈当社5年前施工後の現場調査時〉

ドア取手周りは、どうしても爪があたるので、5年間毎日を積み重ねると、この様な剥がれ方になってしまいます。

五年前の施工前から、日当たり良い箇所の木部表面塗膜劣化状況のひどい箇所は流石に色褪せが有りましたのでその箇所だけ、「お代は要りませんので、直させてくだい。」と施主様にお願いをして、2日間かけて補修をしました。当日洗浄をしてホコリ、カビを落とし、翌日軽くスコッチケレンをして、同じ材料の二回塗りで完全修復できました。

〈補修後〉

この塗料の良い所は、塗膜の痛み方がペンキと違い塗膜が割れる事や膨れる事がなく、補修の塗装が簡単に出来る事です。

施主様も、5年経過しても美観は損なわれず満足して頂いて居ましたが、日当たりが良すぎる南面の一部は、仕方ない事と言われましたが、今回の補修に伺い施工した事に感謝され、施主様の方からせっかくだからと、室内のカウンター塗装を依頼され外の補修の合間にできる仕事を頂きました。

 

 

〈カウンター仕上がり〉

外部の仕様とは違い調色色付け後ニス仕上げ

 

外部ウッドデッキや、外部生地仕上げの木部の塗装には、是非この材料を推奨します。


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